さまよう刃 街場の教育論 クラウド・コンピューティングなどなど
また間があいてしまいました。
ご無沙汰してます。でも一応本も読んでいるし、生きてもいます。
今日は黄砂がすごいらしいですね。ただでさえ花粉。その花粉+黄砂でアレルギー症状がすごくなるらしいのに、さらに中国の大気汚染も付着している黄砂なので、たいへん、と某週刊誌に書いてありました。
今日は外に布団や洗濯物を干すのやめます。
外にでるときはマスクだし。。。。そういえば道行くひとの多くがマスク装着。
外気が毒をはらんでいるかのごとくの世紀末風景です。
それで・・・
むかし見た「赤ちゃんよ永遠に」Z.P.G.(ZERO POPULATION GROWTH)
マイケル・キャンパス監督(1971 イギリス)という映画を思い出しました。
人口増加のため、30年間出産禁止の法律ができた中で、赤ちゃんが欲しい夫婦の話ですが、たしか空気がとてつもなくよごれていて、マスク装着で外出だったような。
なにぶん、小学生の時、「早く寝なさい」と追い立てられながら、父親がみている金曜ロードショーかなにかの放映を盗み見ての記憶です。どこか間違っているかもしれませんが。
20世紀に考えた最悪な未来の断片が、21世紀現実のものとなりつつあるのでは、と思った次第。
で、読んだ本です。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/05/24
- メディア: 文庫
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さまよう刃
東野 圭吾
娘を少年に惨殺された父親の復讐物語。未成年者が加害者だった場合、被害者とその家族は自分たちの気持ちをどこへもっていけばいいのか? 法では未成年の更生に力をおき、被害者についてきちんと対応できていないのではないか?という問題喚起をしつつ、やるせない物語になっています。
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: ミシマ社
- 発売日: 2008/11/15
- メディア: 単行本
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街場の教育論 内田樹 読了。
今、教育の現場では何がおこって、どうしていかなければならないか、をはじめとする11講義。
教師は首尾一貫していちゃいけないとか、個別消費をあおり続けた消費社会が社会を弱くし解体していくとか、就活で落ちる人は最初の数秒で決まるのだけど、そのわけは、とか。。。とても読みやすく、説得力のあるお話です。
教育に興味のある人も、就活で悩める人も、社会を憂える人も読むと少し何かが見えてくるかも。
クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの (朝日新書)
- 作者: 西田宗千佳
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/01/13
- メディア: 新書
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西田宗千佳 朝日出版社
読了。
ネットワークとPCの今後を、歴史的な流れを含めてわかりやすく解説した一冊。
ネットワーク上にすべてのデータ、ツールがあり、利用者は好きな端末からアクセスするというシステムは、たぶんネットにつながった人なら「いつかは実現してほしい」と思うこと。
だけど、なかなかそこまで到達してないのが現状。
ほら、そこのアナタ、そうアナタ。
旅行先で急に思い立って、お土産を誰かに送りたくなったこと、ありません?
家にあるパソコンになら住所録がはいっているのに。携帯で見られればなぁって思ったことあるでしょ?
とか。打ち合わせに行く途中、プレゼン資料の画像データを間違えたのに気づいちゃった時。
オフィスのパソコンにあるのを取り寄せられれば、それで済むのに・・・とか。
そう、みんなそう思って、そういう方向性も過去何度かめざしていたそうなんです。
でも、今、それはできない。
なぜ、このような現状なのか、そして今「クラウド・コンピューティング」という言葉で表され、目指しているものは何か、というのが、ちらっとわかった気がします。
・・・自宅メインマシンにいれたアプリケーションを、どうしてノートで使えないの?
厳密には、お金払えばいいんだけど、使う人はわたし一人なのに、そういう場合、余分にお金取られるのが納得いかない!という文句も含めて、クラウド時代、早々に希望。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/10/25
- メディア: 文庫
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本来主役であるところの探偵を、黒子のように配して読ませる短編集。
うーん( ̄〜 ̄;)この手があったか!さすが東野さん
- 作者: 伊集院憲弘
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/05/29
- メディア: 文庫
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メタルカラーの時代
- 作者: 山根一眞
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1997/12
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読了!
双方ほとんど一気読みです。すっきりします!
客室乗務員のほうは、以前に読んだ「機長からアナウンス 」(新潮文庫) 内田 幹樹 みたいな本で、元客室乗務員がであったエピソード集。
いろいろなお客様がいるものだなぁと思いつつ、ほろりとする話、ナイスとひざを打つ話などあり、するする読めます。
飛行機内という狭くて時間の限られた社会の中では、密度の濃い人間関係が生まれるものなんでしょうか?
後者、メタルカラーは以前にも読んだシリーズの最初のもの。話題が古く明らかに前時代を感じるものもありますが、それでも偉業は偉業で色褪せません。