名のないハードボイルド短編

ずっと、日本人作家でハードボイルド風の短編集を探しています。その一作が以下のようなストーリーでした。


アメリカのとある下町。ある警察官は通報によって汚いアパートの一室に呼び出された。それは、老人が自殺未遂をしたというもの。警官は死にかけて助かった老人に向かって『あんたが死のうとすると、こっちが忙しくなるんだ。もうこんな騒ぎを起こしてくれるなよ』そして数年後、その警官はふたたび通報によって下町のアパートに呼び出されます。そこにはかつて自殺未遂をしたあの老人の孤独な死の姿がありました。ひとり、なにをするでもなく、ただ生き延び、死んでいった老人・・・。その老人は、警官がかつて言った『二度と自殺してくれるな』という言葉を守り、ただそれだけのために生き、死んでいったのでした」

夢で読んだ話・・・?ではないはずなので、ご存知の方がいたら教えてください。