夜怪公子 ドクター・メフィスト

5年ぶりだそうです。ドクターメフィスト


かつて、メフィスト様を、SMAPをおいかけるファンばりに追っかけていたuniです。


魔界都市 <新宿> 【完全版】 (ソノラマノベルス)
魔界都市<新宿>」に出演しているときけば、読み、「魔界都市ブルースシリーズ」を出るはしからむさぼり、「魔界都市ハンター(漫画:細島信一)」を通読し、「ダークサイドブルース(漫画:あしべゆうほ)」をなでさすりしたものです。


なんやかんやで読まなくなってしまったのは、仕事にかこつけたせいか、それとも年齢を口実にしたものか・・・。


ところが、書店で「5年ぶりに魔界医師(ドクターメフィストのこと)復活」とか「『夜叉姫伝』に匹敵する(篠田真由美)」と帯にあった瞬間、そんな言い訳ふっとんで、一冊を手に取りレジにならんでいました。


ああ、メフィスト様ぁ♪
(ショクパンマンを前にしたドキンちゃんのごとし)



さっそく読んでいますが、魔界医師健在。最初っからビシバシでかっこいいのなんの。




このシリーズ、シチュエーションに慣れないと入っていけない世界ですが、ようは「新宿」を舞台にしたヒロイックファンタジー(剣と魔法の物語)。ちょっと(かなり?)エッチな描写もありますし、近代科学風な武器も出てきますが、それがまた妖怪やら物の怪やらと絡み合って、独特の世界を構築しています。



またシリーズが長く、出演キャラでいろいろな外伝シリーズもありで、ハマれば楽しみ方はいろいろ。ひとつぶで、何度か美味しくもあります。



さて、魔界医師ドクターメフィストの魅力は「絶対」に尽きます。それがもう、この作品では最初っから飛ばしまくり。月も恥らう美貌は健在。その強さも医療技術も最高。患者に対する誠意も絶対。神秘性も絶対。神様じゃなきゃ、「メフィスト様」です。



菊池秀行が生んだ中でも最強最美、空前絶後、絶対完璧なキャラクターではないでしょうか。



そんなキャラクターを書き続ける菊池秀行氏もすごいんですけど。なにしろ最強最美がきわだつには、それなりの強敵、それなりのシチュエーションが必要です。それが毎回なんですから。


だんだん思い出してきました。シリーズを途中でやめちゃったのは、たしか「死人機士団」の頃で、メフィスト様が圧倒的な力を発揮できなかった頃。それでラストまで読めばよかったんでしょうけど、こらえられなかったuniでした。



ようは、「絶対的」な魔界医師でなきゃ、いやだったという。。。



買うときには、久しぶりなのにこの厚さ(厚みがある)で読めるか知らん、なんて思っていましたが、1/3読んだところで、「夜叉姫伝」のように4〜5冊になればいいのに、なんて思っています。ゲンキン!だけどドキンちゃんversion uniなんだもん。



というわけで、今、これを読んでいます。読み終わるの、いやぁん♪