夢幻紳士 幻想篇

夢幻紳士 幻想篇

夢幻紳士 幻想篇

高橋葉介にであったのは、今はなき、マンガ少年でのこと。



あごの小さな逆三角形の顔に大きな目、筆で極端に抑揚をつけた線、そして奇妙な味のショートストーリー。



当時、ますむらひろしの「アタゴオル物語」(のヒデヨシ)目当てでマンガ少年を読んでいたわたしも、これにはかなりの衝撃を受け、一瞬でファンになってしまいました。


そして夢幻紳士。


おそらくは大正ごろと思われる、活気と退廃が交錯する時代での猟奇的で幻想的な事件と、それを解決する少年探偵モノとしてスタートしたのですが、時代を経るにつれて、青年版の物語が生まれ、これがさらに猟奇的で妖艶度アップ♪ 主人公の魔実也のかっこよさったらありません。



やはり高橋葉介の代表作といって文句つけるヒトはいないでしょう。いるなら受けて立ちます。カモーン!(^-^)




でも物語はけっこう前に終わっていて、もうシリーズでないのかと思っていました。




帝都物語(マンガ版)でも「小鬼」と呼ばれながら魔実也らしき存在が登場していて、それを見て糊口をしのいで(?)いたファン(特に女性)も多いのでは?



で、でました。最新作、今年5月にでたばかりのまだ湯気のたっていそうな新作♪



今度の魔実也は、一味違いますが、これもまたよし♪ というか、女性ファンの心鷲づかみ的に、一途にひとりの女性にかまけちゃってます。



もちろん、いつものクールな魔実也も健在。表紙、装丁からしてクラクラもののこの一冊。



ファン、ことにアナタが女性なら、今、すぐ、即刻、瞬時に買わなきゃ!