テロリストのパラソル 雪が降る オイディプス症候群
あけましておめでとうございます。
昨年末からの風邪がようやく治りつつあります。皆様お元気ですか?
相棒のパソコンDELLにまで風邪がうつったのか、昨日から絶不調。起動に5分以上かかったうえに、ファイルが見つからないから、とアラートが2回もでる始末。おまけにやたら反応がのろくなっている。。。
というわけで、今回はバッテリーがあやしくてしばらく使わなかったThinkPadをひっぱりだしてこれを書いています。
さて、風邪をひいている間、読んだ本。
- 作者: 笠井潔
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2002/03
- メディア: 単行本
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「ヤブキカケル」シリーズ最新刊です。
読みでがありました。以前、わたしはここで、ミステリー作家の中には、持論を展開したくてミステリーを書いている作家もいる、と書きましたが、このシリーズは、それとはまったく正反対のタイプ。
本格ミステリーを書くべくして、哲学の場を用い、本格の真理へと切り込んでいくという、本格を王道でいって究極を示しています。
今回の事件、大まかなレイアウトは、パリ在住の日本人「矢吹駆」と、テロリストとの対峙になっていますが、「孤島での修飾された連続殺人」と展開し、かなり厚手の本ですが、一気に読めます。
その辺は、わたしの愛する作家、山田正紀氏がスマートに語っちゃっているので、それ以上はそちらにおまかせして、リンクをはっておきます。
http://www.so-net.ne.jp/e-novels/tokusyu/k001/hyoron08.html
毎回このシリーズではモデルとなる哲学者がいて、それらの思想(というのかしらん)と主人公カケルとの論争もまた楽しみのひとつ。
- 作者: 藤原伊織
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/07/15
- メディア: 文庫
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よく「このミステリが・・」に入っているこの作品の名前はよく知っていたんですが、怠慢で今ごろ読みました。文句、ひとっこともありません。
おもしろいっ!
なによりキャラクターの作り方が魅力的で、物語の収め方もステキ♪
ホレボレしたところで、短編も読んでみました。
- 作者: 藤原伊織
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/06/15
- メディア: 文庫
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最高ですぅ♪ やっぱりキャラクターのつくりがいいです。
いろいろ書きたいんですが、まだ病み上がりで万全じゃないので、今日はここまで。