「チームバチスタの栄光」「蚊トンボ 白髭の冒険」(上下)他
「ダックスフントのワープ」「シリウスの道」「てのひらの闇」「蚊トンボ白髭の冒険(上下)と立て続けにイオリンを読みました。
ウマイ!面白い!ってわけで大満足。
どれもこれもほとんど一気でやっちゃいました。この辺を読んでいる間は正直、寝不足でしたが、それもOK♪
- 作者: 藤原伊織
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/04/15
- メディア: 文庫
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蚊トンボが取り付いて超人になる、という設定なんだけど、そのBig If をのぞけば、あとは一介の水道職人が巻き込まれたアクション物語。
別の生物が人間にとりつく、寄生モノは、「寄生獣」(岩明均)とか「鉄腕バーディー」(ゆうきまさみ)などのマンガや、「ヒドゥン」のような映画、小説では「一億の針」(ハル・クレメント)(ヒドゥンの原作だけど似ても似つかない)などがあるけど、これらのヒット作に負けず劣らず、ノンストップアクションだし、コンビネーションも上々。
もうひとつあげれば、「シリウスの道」。
広告代理店の丁々発止がエキサイティングで、ミステリがらみにしなくても、オフィス物としても楽しめました。
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2006/02/04
- メディア: 単行本
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現役のお医者様だそうですが、そっちをやめて作家業に専念し、ぜひとも次回作を、といいたいところです(笑)。
キャラが立って突拍子もない手法を展開するあたり、清涼院流水の「コズミック」などを、リズムのある文体は、石田衣良を思い出させますが、真似ている、あるいは似ている、というのではなく、ミステリ界に新しい風がびゅんびゅん吹いているので、といった感じで、読みやすい、読みやすい。これもまた一気読み保証付。
シリーズ化、ドラマ化されそうなので、押さえて吉♪です。