纏足―9センチの足の女の一生
- 作者: 馮驥才,納村公子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1999/03
- メディア: 文庫
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中国にかつてあった、足を矯正して小さくする「纏足」の少女の物語で、著者いわく「同国人のために書いた」清末から民国初年にかけてのお話だそう。
ということは、あったかもしれない物語なのだけれど、それを知らない人間には、架空の国の、恐るべき慣習の、よくできたファンタジーのように読めてしまいました。
逃れられない価値観と慣習を、纏足から文化に置き換えることもできるけれど、いずれにせよ、ひとつの文化の変遷と終焉、そこに振り回される人々のドラマを見せてくれます。
1988年出版、亜紀書房「三寸金蓮(てんそくものがたり)」 1500円で読みましたが、今は上記から出ています。
纏足については、下記サイトが簡潔かつ明瞭。いかなものかの写真もあります。
http://photo-collage.jp/gensougarou/gall/gall/81.html
このサイトや、前述の本によれば、一番の目的は「セックス」だったそう。バランスがとりにくいために、内股の筋肉と女性器が発達するのだとか。
おそるべし「ミンガの処女」!
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