ジェネラル・ルージュの凱旋

ジェネラル・ルージュの凱旋

ジェネラル・ルージュの凱旋


ジェネラル・ルージュの凱旋」海堂 尊 読了。




このミステリがすごい!大賞、通称「このミス」第四回受賞作「チーム・バチスタの栄光」の第4作目、いえ、公式サイトをみると3部作になっているので、三作目です。



http://tkj.jp/kaidou/



とまぁ、この本のシリーズ通巻数がもはやミステリになっていますが(苦笑)、それはさておいて。



メディカルエンターテインメントと銘打っているだけあって、大学病院を舞台に、本格的な医学知識に裏打ちされたミステリです。




が、コミカルにスラップステック的に解決へと持っていかれるのは、やっぱり扱う題材が人の生死だったりするので、これくらい誇張し、笑い飛ばさないと、ついてけないからでしょう。



今回は、ジェネラル・ルージュなる救急医療センター部長がでてきて、超、メチャ、かっこいいです♪  その部長がとばしまくりで一冊。




ええ、それにつきます。



医龍 チーム・メディカルドラゴン」を彷彿とさせる緊張感と問題意識、あーんどかっこよさ(技量)!



結末は、ちょっと甘味があったりして、それがくすぐったくもありますが、面白さは、買って損なし、です。




・・・そうそう、通巻数のことですが、2作目、3作目の間に、同じ登場人物がでてくる、隣の病院が舞台の話「螺鈿の迷宮」があるんです。



それが3作目かと思ったんですが、出版社が違うのと(ここ傍点希望)、舞台となる病院が違うので、シリーズに数えられないようです。